2015年07月14日
市Ｐ連会長らによる記者会見
市Ｐ連（参照；市Ｐ連って何？）幹部がまたもや話題を提供してくれました．
このブログの主題は「（仮称）つくば市総合運動公園に関連して，主にPTA活動がどのように扱われているかについて情報を公開」することにあります．これまでにやりとりされた（公開されていないものも含む）文書を元に可能な限り正確に書いているつもりですし，どこかでお話をするときも正確性を重視しています．それを事実無根と主張したいようで，市Ｐ連現・前会長が要望に否定的な声が内部にあることへの見解を示すのが目的とみられる記者会見を７月９日に開催したそうです（東京新聞より引用）．
今回のブログでは，文書になっている新聞記事（常陽新聞，東京新聞）だけではなく，取材を受けた際に記者の方から又聞きした記者会見の内容と現役のＰＴＡ会長さんにお聞きした内容を含めて状況を整理したいと思います．
まず，ＰＴＡにとってもっとも大事なことは，子どもたちの活動を自主独立に支援することにあると思っています．そのためにも，政治的な立場等から独立して中立の立場を貫くことが重要ですし，そのような文言がＰＴＡ規約に書いてある場合が多いと思います．その根幹を蔑ろにして昨年度の要望書が提出されたことは既に書いたとおりです．今回は，記者会見という場を使って市Ｐ連がまた政治的な立場を表明してしまっています．しかも，総合運動公園の早期着工について要望書を提出した経緯について説明する（常陽新聞より抜粋）ということを目的としていたようですが，その内容は昨年度の要望書とは異なっていて，新たな政治的立場を表明してしまっています．
・つくば運動公園要望書「手続きに瑕疵ない」と市P連（常陽新聞；７月１０日朝刊）
・運動公園計画でつくば市PTA連絡協 「陸上競技場 最優先に」（東京新聞；７月１１日朝刊）
記者会見では，要望書の取り下げに関連して，政治的に利用されているとの主旨の発言もあったそうですが，基本計画に賛成であれ，反対であれ，一方に与する意見を市Ｐ連として表明することそのものが間違いです．間違いを正すには，さっさと要望書を取り下げて手を引くことが一番簡単な道だと私は思いますが，どのように感じられますでしょうか？
・運動公園計画でつくば市PTA連絡協 「陸上競技場 最優先に」（東京新聞；７月１１日朝刊）
常陽新聞のタイトルと写真のキャプション，東京新聞の冒頭２文を見る限り，昨年度の要望書提出の経緯を説明するために記者会見を開いたように読み取れます．しかし，それぞれの記事の要約を見ると全く異なる見解が示されています．
（常陽新聞）
要望書提出の目的について「基本計画で第2期工事になっている陸上競技場の整備を優先してくれるよう要請したもので、それ以外の何の目的もない」
（東京新聞）
要望書は「陸上競技場を最優先に」との趣旨だった
明らかに昨年度の要望書とは異なる新たな政治的見解を表明しています．なぜなら，昨年度出した要望書は「つくば市総合運動公園の早期着工について（要望）」というもので，陸上競技場の整備を急いでほしいから，早く（仮称）つくば市総合運動公園整備に着手して欲しいという内容であったからです．一方で，今回の記者会見は，（仮称）つくば市総合運動公園の基本計画を変更して陸上競技場の整備を優先して欲しいに変わっています．つまり，陸上競技場の建設が第２期になっている基本計画を変更して，第１期にして欲しいということと推測します．これは，目下最大の政治的な関心事である住民投票について，「賛成」の立場から「反対」の立場に変更するものです．基本計画に賛成か，反対かを問う住民投票において，基本計画の大幅な変更を求めるものなので，反対という立場と解釈して間違いないでしょう．
さらに問題となる点があります．２月２４日付けの市Ｐ連会長名の全学宛文書では，「要望書提出に際して周知すること無く進めたことについて配慮が足りなかったことをお詫びする」という立場を表明されていました．にも関わらず，今回の記者会見の申し込み（市Ｐ連会長から記者会に記者会見の希望が出されています）について各校ＰＴＡ会長に事前の告知はなく，未だに連絡がありません．加えて，理事会メンバでさえ知らされていない方がいる状況です．昨年度の要望書提出の時よりもさらに不透明性が増していると言わざるを得ません．
４校だけで出した取り下げ要請書及びその回答を公開するのは中村前会長に遠慮して控えていたのですが，提出元である我々に特段の連絡なしに記者会見資料として配布されていましたので，ここで公開します．平成26年度つくば市PTA連絡協議会からの要望書（全文）で書いた３月２３日の要望書取り下げ要請書と３月３１日の回答です．中村前会長は記者会見で氏名を公表されましたので，ここでも公開対象としています．
記者会見では，要望書の取り下げに関連して，政治的に利用されているとの主旨の発言もあったそうですが，基本計画に賛成であれ，反対であれ，一方に与する意見を市Ｐ連として表明することそのものが間違いです．間違いを正すには，さっさと要望書を取り下げて手を引くことが一番簡単な道だと私は思いますが，どのように感じられますでしょうか？
2015年07月14日
要望書提出に至る経緯について（報告）
で書いた「平成26年度第3回つくば市PTA連絡協議会定期連絡会におけるつくば市総合運動公園の早期着工についての要望書提出に至る経緯について（報告）」について，全文を公開するのはためらっていましたが，７月９日付の市Ｐ連幹部による記者会見で記者資料で配布されたのでここでも公開します．要約は前回のブログで書いたとおりです．
